IFA(資産アドバイザー)とは?

信頼できる、あなたに合ったIFAのおすすめの選び方

いざIFAに相談をしようと思っても、国内のIFAは法人形態で約600社、個人形態も合わせると約900も存在します。信頼できる、自分に合ったIFAはどうやって探せばよいのでしょうか。

IFAに求めるサービスは人によって異なるため、このIFAがよい! と断定的におすすめすることはできません。

そこで、中立的な立場からIFA選びをサポートする私たちIFAナビが着目している「信頼性を見極める2つのポイント」と、実際に取引する前に聞いておきたいIFAへの「ヒアリング項目」をご紹介します。

IFAナビがおすすめする「信頼性を見極める2つのポイント」

金融庁が提唱する「顧客本位の業務運営方針(FD宣言)」を公表していること

株や投資信託といった金融商品は、モノとは違い、目に見えず、その概要やメリットを判断するためには、知識が必要です。インターネットが広く普及し、幅広い情報が得られるようになってきた今でも、顧客と提供者の情報格差がまだまだ大きい業界と言えます。

金融業界のビジネスは、この情報格差を利用したビジネスモデルとなっていることから、手数料欲しさに頻繁な売買を顧客に勧めたり、必要性が低いのに手数料が高い商品を推奨したり、といった、顧客の利益よりも自分たちの利益を優先する販売が行われやすい傾向にありました。

こうした状況が続く中、「国民の安定的な資産形成なくして、金融業界は発展しない。そのためには、顧客の立場に立った業務運営が必要だ」との見解から、金融庁は2017年に「顧客本位の業務運営に関する原則」を発表しました。7つの項目からなるこの原則は、タイトル通り、自分たちの利益のためだけでなく、顧客のための業務を遂行していくための原則です。
金融庁は、金融関連のサービスを提供する全ての企業に対して、この原則に則った運営方針を独自に定め、ウェブサイト等を通じて顧客向けに公表することを求めています。そこで公表される原則は「顧客本位の業務運営方針」や「FD*宣言」と呼ばれています。

方針の公表は義務ではないので、全ての会社が公表しているわけではありません。IFAに関しても同様で、公表している会社と公表していない会社に分かれます。「顧客本位」であることは当然としても、「顧客本位」を認識し、実践する意思があるかを見分ける1つの目安として、IFAナビでは、「顧客本位の業務運営方針(FD宣言)」を公表しているかどうかをおすすめするポイントとしています。

*「受託した者の責任」という意味の英語、Fiduciary duty(フィデューシャリー・デューティー)

IFA登録から3年以上経過していること

資産運用は一生涯関わるものですから、アドバイザーとなるIFAにも当然、中長期でのサポートが求められます。

せっかく自分に合ったIFAが見つかったのに、別のIFAへの変更を余儀なくされた――。そんな状況に陥らないために、IFAナビでは、より良いIFAを探すひとつの基準として「開業(金融商品仲介業者としての登録を)して3年経過していること」をおすすめのポイントとして定めました。

3年以上事業が継続しているからといって、中長期にわたるサポートを必ず約束できるというわけではありませんが、「石の上にも三年」という諺もあるように、一定数の顧客を獲得し、継続して相談に応じている実績と捉えることができます。

この2つの条件をクリアしているIFAには、【認定マーク】をつけていますので、IFA選びの際、ぜひ参考にしてみてください。

あなたに合ったIFAを選ぶために、IFAに質問しておきたいポイント

こうした条件を参考にしながら、IFAを絞り込むことができると思いますが、【認定マーク】がついているIFAでも、業務範囲やサポート内容などはそれぞれ異なります。実際に取引をする先については、直接話を聞いて決めることをおすすめします。

では、何を確認すればよいのでしょう?具体的な4つのポイントをご紹介します。

IFAとの取引前に聞いておきたい、4つのポイント

業務範囲 ライフプラン・マネープランの相談から、資産運用・保険・不動産・相続まで、IFAによって対応する業務やサービスには幅があります。あなたが求める相談に乗ってもらえるのか、まずは確認しましょう。
体制・
アドバイザー
あなたの相談に対して、チームで対応するのか、専任のアドバイザーが対応するのか――といった体制面に加えて、そのアドバイザーや会社が信頼できそうか、長年付き合えそうか、などもチェックしてみてください。
料金体系 IFAの手数料体系は、業務範囲以上に多岐にわたります。ライフプランの相談は無料か有料か、金融商品の購入時の手数料は必要か、金融機関への支払い以外、何か別途手数料が発生するのかどうかなど、必ず確認が必要です。
サポート内容 資産運用の場合、買って終わりではなく、その後サポートしてもらうことが重要ですが、サポート内容もIFAによって異なりますから、具体的にどんなサポートが受けられるのか、その内容や頻度、契約期間などについても聞いておきましょう。

直接聞くときのイメージはつかめましたか? さっそくアポイントを取って面談するのが手っ取り早いのですが、いきなり1対1の面談は気が引ける……という方も多いのではないでしょうか。

そんな時重宝するのが、各社が実施しているセミナーです。
各社ごとに異なる会社の特徴を理解しないまま契約してしまうと、顧客はもちろん、スタッフの少ないIFAにとっても痛手となるため、IFAは気軽に参加できるセミナーを開催しています。
中には、無理やり金融商品を買わされるのでは、といった不安をお持ちの方もいると思います。しかし、金融商品の売買には、証券口座の開設が必要で、即日口座開設は不可能ですので、安心して参加してみてください。

セミナーではたいてい、講演や説明のほか、質疑応答の時間が設けられています。
こうした内容は、自分に合ったIFA選びには必須ですし、直接聞かない限り手に入らない情報ですから、遠慮せずに確認し、ご自身の目と耳で、自分に合った会社なのかを見極めましょう。

まとめ

  • 顧客本位の業務運営がなされているのかの観点で、方針を開示しているかを参考にしよう
  • 資産運用は、中長期でのサポートが求められるもの。ひとまずIFA登録から3年以上経過しているかを参考にしよう
  • 事前にどんなことを確認したらよいのか分からない人は、4つのポイントを確認しよう