「長期分散投資はリスクを低減する」。この考えに基づき、1999年の創業以来、弊社はお客さまに複数の投資信託でポートフォリオを構成し、運用することを提案してきました。テーマ型投資信託や市場動向に応じて売買のタイミングを計らなければいけない投資信託は、言うまでもなく長期分散投資には適さないという考え方を伝え続けています。
弊社と契約するIFAの皆さまにもこの考えが浸透しており、弊社のお客さまの投資信託の平均保有銘柄数は7.4銘柄、投資信託の平均保有年数は約12年と全国平均を大きく上回っているとともに、全国平均40%超と言われる投信解約率は12%弱と、非常に低い数値となっています(投資信託協会およびInvestment Company Institute資料よりPWM日本証券算出、グラフも同様)。また、弊社のお客さまの56%が、「アセット・アクセル」と名付けた定時定額の積立投資サービスを活用しています。
本年6月、金融庁が「比較可能な共通KPI」の公表を期待すると発表しました。システムの関係上、現時点での公表はかないませんが、弊社のお客さまの運用損益別顧客比率は相当に良好であるとの試算結果もあり、お客さま単位の口座開設以来の損益状況の公表を準備しています。
ここで、弊社のIFAからアドバイスを受けている33歳の男性の声をご紹介します。彼は「貯蓄から投資へ」「老後のために資産運用を」といった言葉にうさんくささを感じていた「貯金が正義」の典型的な日本人でした。その彼が妻と訪れたブライダルフェアで開催されていたマネーセミナーでIFAと出会ったのです。IFAが説く長期分散投資の意義を深く理解した彼は、「『投機』や『ギャンブル』と投資を同じ位置付けにするのは誤った概念。資産運用は自分自身が直面している課題だ、と強く認識することで、世の中が今までと違った景色に見えた」と言います。そして資産運用は時間分散、地域分散、資産分散によりリスクを軽減することが重要、と一喜一憂しない運用方針を学んだそうです。
多くのIFAがそうであるように、弊社と契約するIFAも、まずお客さまのライフプラン作りからアドバイスをスタートさせます。お客さまと共に作ったライフプランに基づき、お客さまに合ったポートフォリオを作成、提案しています。今、彼は「決して口先だけでなく、本当にクライアントに寄り添うサービスを実現し、人生という長いマラソンのゴールを、二人三脚で共に目指してくれることに感謝の気持ちでいっぱいです」とまで言っています。
彼の担当IFAの所属する仲介業者の口座開設からの運用損益別顧客比率(口座開設から現在までで利益の出ている口座の割合)は90.4%です。最近取引を始めたばかりのお客さまを含め、この仲介業者のお客さまの90%の方が利益を上げているということです。ちなみに、弊社全体のお客さまの運用損益別顧客比率は76%です。
まだ資産形成に踏み出せていない多くの方がこのようなIFAと出会い、成功体験を積み重ねることを期待するとともに、IFAの認知度を高め、IFAビジネスを拡大させることが弊社のミッションと考えています。