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IFAの基礎知識

IFAの雇用形態

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)になった場合、どんな雇用形態で働くことになるのでしょうか。

IFA全体で見ると、大部分の人は完全歩合制の業務委託契約で働いています。
異動や転勤なく自分のペースで働け、がんばり次第では証券会社時代以上の高収入を見込めるのが特徴ですが、売り上げと収入が直結しているので、短いスパンでさまざまな商品を売り買いさせる「回転売買」や、手数料の高い商品に偏った提案をするケースが出てきやすい形態とも言えます。

一方、ユーザー側がIFAに求める「中立的で、長期的視点からの提案」を実現させているIFAには、完全歩合制の業務委託契約よりも、待遇は正社員、給与体系は固定給と歩合制の組み合わせるといった雇用形態をとる企業が多く見受けられます。IFA法人としては、こうすることで腰を据えた社員教育ができ、個人の力量に任せきりではなく、IFA法人としての提案方針を確立させることができます。また、IFAにとっても、目先の収益にとらわれない提案がやりやすくなるというメリットがあります。

固定給の場合、気になるのがノルマの有無でしょう。当然、全くないわけではありませんが、そのハードルの高さは大きく異なります。イメージとしては、証券会社の数分の1といった緩やかな目標を掲げ、その達成をにらみつつ、顧客との長期的な関係構築にも重きを置いて営業活動を進めていくことになります。

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