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【必見】ライフプラン相談はFPよりもIFAがおすすめな理由

資産運用相談コラム編集部

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資産運用相談コラム編集部

金融機関から投資家までを対象に資産運用に関するさまざまな情報を発信。専門雑誌を含め25年以上にわたり取材活動を継続。資産運用アドバイザー業界に関するフォーラムを毎年開催するなど内外の識者、専門家に幅広いネットワークを有する。資産運用に精通したメンバーからなる編集部は、蓄積してきた知見をもとに資産運用に関するあらゆる悩みや疑問を解消し、一人でも多くの方に「資産運用を始めてよかった」と思ってもらえることを励みに日々活動している。

自分の生涯にわたる人生設計の中でも「生活」にあたるライフプランについて、実際に考えてみた、もしくは考えてみようと思った人もおられるでしょう。しかし、ライフプランというだけではどのようなものなのかイメージしにくく、自分だけではなかなかプランを立てられないことがあります。その際にライフプランについて相談したいと思う人もいるかもしれません。

この記事では、ライフプランとはどういったものか、そしてライフプランを相談する際には誰に相談すればいいのかについて解説します。

ライフプランとは?

ライフプランとは、自分の人生における将来の生き方について、その際にかかるお金も合わせて具体的な計画に落とし込んだものです。

ライフプランの元になるライフイベントには結婚や出産、住宅の購入、子どもの教育費、老後の資金などさまざまなものがありますが、そのイベントごとにどのくらいの費用がかかるのか、それに伴い事前に準備しておく方法にはどのようなものがあるのかまで考えることで最終的なライフプランが立てられます。

ライフプランを相談する理由

ライフプランを作成することによって、今後いつ、どのくらいの資金が必要なのかを把握でき、そのときになって慌てることのないように事前に準備できます。金銭的な不安が大きく改善できる点はライフプランを作成する上での大きなメリットです。

しかし、ライフプランそのものを自分だけで作るのは簡単なことではありません。

ライフプランを立てるなら、できるだけ自分のこれからの人生に沿った正確なプランを立てたいと思うでしょう。できれば、資金を準備するためのアドバイスも合わせて聞きたいと思う人も多いのではないでしょうか。

そのような時には自分1人で作成するのではなく、専門的な知識を持った人に相談することをおすすめします。

ライフプランの相談先には、IFAを始め、さまざまなものがありますが、それぞれに得意分野があり、特徴も異なります。

以下にライフプランの内容についての相談にあたって、どの相談先が向いているのかを表にしてみましたので、参考にしてください。

ちなみに○は相談すべき、△は一部対応できるところ、×は相談先として適さないという分け方をしています。

相談先
IFA

IFA

FP

FP(ファイナンシャルプランナー)

銀行

銀行

証券会社

証券会社
保険会社
・保険
ショップ
保険会社・保険ショップ
家計相談 × × ×
・資産運用
・老後の資産
 形成
保険の加入
および見直し
・住宅ローン
・不動産
× × ×
・税務
・節税
・税金対策
退職金の運用
・相続
・事業承継

IFA (独立系ファイナンシャルアドバイザー)とは「 Independent Financial Advisor 」の頭文字を取った略語で、資産運用アドバイスを行う専門家です。

IFAでは主に資産運用の相談が可能です。

最近では老後資金を形成する手段としてiDeCoへの加入が注目されていますが、iDeCo以外にも非課税制度を利用したNISAでの資産運用に興味を持つ人も増えており、それらの相談先としてIFAは非常に役に立つ存在です。

IFAは金融商品仲介業者として内閣総理大臣の登録を受けており、証券会社との仲介役として独立した立場でアドバイスを行ってくれるため、中立的かつ公正なサポートが行える点が特徴です。さらにアドバイスだけではなく、具体的な商品の取引までサポートしてもらえるため、運用の初心者には非常にありがたいといえます。

IFA

ファイナンシャルプランナーは、「ライフプラン」はもちろん、「税金」や「保険」、「金融」、「相続・事業承継」などの専門知識をもつお金のプロです。

そのため、さまざまな分野の相談に乗ってもらえます。

ファイナンシャルプランナーは、保険会社など企業に所属しているファイナンシャルプランナーと企業に属さずにアドバイスを行う独立系ファイナンシャルプランナーに分類されます。

企業に所属しているファイナンシャルプランナーだと、無料で相談できますが、相談内容によってはその企業の商品に特化して販売するケースもあるため注意が必要です。

一番おすすめなのは独立系ファイナンシャルプランナーに相談することです。中立的な立場で相談者に沿ったプランニングをしてくれますが、多くの独立系ファイナンシャルプランナーへの相談は有料となっており、相談料がかかる点はデメリットかもしれません。

FP(ファイナンシャルプランナー)

銀行では、預貯金や住宅ローンなどにおける相談を主に取り扱っています。また、資産運用についても相談できますので、これから資産運用を始めてみようと思っている人や、退職金をただ銀行に預けるだけではなく、少しでも高い利回りで運用したいと思っている方におすすめの相談先です。

住宅を購入する場合には銀行が取り扱い窓口になりますので、どの銀行を利用するかも重要なポイントです。

ただし、住宅ローンを利用する先の相談はファイナンシャルプランナーに行うほうが良いケースもあります。

銀行だと、銀行で取り扱っている商品しか販売できないため、本当にその商品が自分に合っているかの判断が難しいでしょう。そのような時にファイナンシャルプランナーが強い味方になってくれます。

銀行

証券会社では株式や債券、投資信託といった運用商品を取り扱っています。資産運用を行う場合に直接証券会社で相談し、商品を決めることもできます。

ただし、銀行と同様にその証券会社で取り扱っている商品しか販売できないため、自分が運用したい商品がないケースも考えられます。

資産運用を目的として相談するなら、IFAがおすすめです。中立的な立場で相談者のリスク許容度や運用の目的を考慮し、相談者に合った商品をすすめてくれるでしょう。

また、証券会社は銀行と同様に担当者が異動で変わってしまう可能性があり、将来ずっと同じ人に相談できるわけではない点がデメリットです。

証券会社

保険会社や保険ショップは保険商品を販売するところです。もちろん、保険会社に勤務しているファイナンシャルプランナーもいますので、ライフプランも含めた保険商品を紹介してくれるでしょう。

ただ、保険会社ではその保険会社が取り扱っている商品しか販売できません。また、保険ショップでも同様にライフプランを含めた保険の相談は可能ですが、手数料のいい保険商品をすすめるなど、相談者に合った商品が見つかるとはかぎりません。

保険の相談ならファイナンシャルプランナーもしくはIFAに相談し、中立的な立場で自分に合った保険商品を見つけるようにしましょう。

保険会社・保険ショップ

ライフプランの相談先としては、IFAが最も適しているといわれています。IFAがおすすめな理由について、ファイナンシャルプランナーとIFAとの違いも合わせて解説します。

実際にIFAとファイナンシャルプランナーではどのように違うのか、名前だけ聞いても分りづらいところがあります。

IFAとファイナンシャルプランナーでは、相談できる内容と合わせて実際に取引を行える内容が異なります。例えば資産運用アドバイスについて、商品の取引までは資格がないためできませんが、IFAに相談することでアドバイスの先のステップである商品の取引まで行えます。

IFAとファイナンシャルプランナーができること、できないことについて以下に表にしてみましたので参考にしてください。

相談先 IFA

IFA
ファイナンシャル
プランナー
FP(ファイナンシャルプランナー)
・ライフプランニング
・資金計画
資産運用
アドバイス
△(概要の説明
までなら可能)
金融商品の取引 ×
保険の相談 △(別途資格が必要) △(別途資格が必要)

IFAに相談できる内容としては、「家計相談」、「資産運用・老後資産形成」、「保険の加入・見直し」、「退職金運用」が挙げられます。

家計相談は資産運用や保険の加入や見直しにおいてまず行わなければならないことです。なぜなら、資産運用については毎月の生活費、そして緊急予備資金を除いた余剰資金で行う必要があるからです。余剰資金がない場合は、家計の見直しから入ります。そして収支の見直しを行って余剰資金ができることが分ってから、次のステップとして資産運用につなげる必要があります。保険の加入についても同じことがいえます。毎月支払う保険料が家計を圧迫しないことが前提となるからです。

老後の試算形成や退職金の運用に関してはIFAが一番適しているといえるでしょう。

運用の必要性はもちろん、数多くある運用商品の知識もありますので、自分が目標とする結果に導けるような提案をしてもらえます。

IFAに相談できる内容

ただ、IFAに相談する際にもメリット、そしてデメリットがあります。その内容をしっかりと認識したうえで相談することが大切です。

IFAに相談する一番のメリットとして挙げられるのが、「長期的な資産運用のサポートが受けられる」点です。

上でも述べたとおり、銀行や証券会社といった会社になるとどうしても異動があるため、一生涯同じ人に相談することは難しいです。また、担当者が変わる度に商品の見直しをすすめられ、見直すタイミングでないにもかかわらず、商品を購入するという状況も懸念されます。もちろん、全ての担当者がそうだとは限りませんが、運用の基本は長期で複利を味方につけて行うことです。見直しという目的でせっかく利益が出ている商品を別の商品に買い替える必要はありません。

IFAの場合は相談者の利益を一番に優先してアドバイスを行うため、見直すなら適切な時期に行い、結果として相談者の利益を大きくすることにつなげられます。

長期的に資産運用を支援

IFAは独自のネットワークで複数の金融機関と提携を結んでいます。そのため、複数社の商品の中から中立的な立場で相談者に一番合った商品を提案できる点がメリットです。

資産運用を成功に導くためには、ポートフォリオ((資産配分)をどのように構成するかが大切です。自分が目標とする最終的な金額にたどり着くにはどのくらいの利回りで運用しなければならないかを計算し、それに見合った資産配分を行う必要があります。

運用商品は証券会社を始め、銀行やそれらの企業に属するファイナンシャルプランナーでも販売できるものの、1つの企業に属している限り、手数料の関係もあることから、その企業もしくは系列会社の運用商品をすすめる傾向が高くなります。ただし、それが相談者のポートフォリオに合うかどうかの最終判断は相談者が決めることとなり、運用初心者だと判断が難しいケースも多々あります。

そのような悩みに対して応えてくれるのがIFAの存在です。

中立な立場で最適な金融商品を提案

一見メリットが大きいように見えるIFAへの相談ですが、気をつけなければならない点もあります。それは自分で証券会社などと取引をする場合と比べ、手数料が高めに設定されていることです。これは運用コストを考える面ではデメリットといえるでしょう。

ただ、このことは自分でネット証券で取引する場合に言えることで、銀行や証券会社の窓口で取引する場合では、IFAの手数料とほぼ変わりません。

最近では購入時に手数料がかからない商品も発売されていますので、その運用商品を購入するにあたって、どのくらいの手数料が発生するのかを事前に確かめてから判断するようにしましょう。特に投資信託では保有している間、信託報酬がかかります。信託報酬の割合が低い商品かどうかを確かめることも大切です。

継続的な手数料がかかることも

2023年5月31日時点で金融商品仲介業者として登録されている数は681社です。

IFAに相談する際のデメリットは全国で681社もあるうち、どの会社に相談したらいいのか、会社選びに悩む点です。

その際には、会社がFD(フィデューシャリー・デューティー)宣言を公表しているかどうかが選ぶポイントの1つです。FD(フィデューシャリー・デューティー)宣言とは、事業者に対し金融庁が公表を求めているもので、「顧客にとって最善の利益を図り、誠実かつ公正に業務を行うことを宣言するものです。

また、合わせて「共通KPI」もIFA選びにおける1つの指標になり得ます。

共通KPIとは上で紹介したFD(フィデューシャリー・デューティー)宣言に基づいた業務を行っており、どのような成果をあげているかを示すものです。成果のよいIFAを選ぶことで、安心して相談できるでしょう。

会社選びが難しい

ライフプランの相談先は、上で紹介したようにIFAやファイナンシャルプランナー、銀行や証券会社、保険会社などさまざまです。

最終的にどこに相談するかを決め、実際に相談する際には事前に以下で紹介する内容を知っておきましょう。

IFAにライフプランを相談する際には以下の流れで行われます。

  1. ① IFAに対して自分の希望を伝える
  2. ② IFAと一緒に現状を把握し、分析してもらう
  3. ③ IFAから具体的なプランやアドバイスが提示される
  4. ④ その後、必要に応じて手続きなどの支援を受ける

例えば資産運用について相談したい場合は、その旨を伝え、これまでの運用経験の有無や経験があるならその実績などをみてもらいます。

IFAは資産運用の目的をヒアリングするとともに実績を分析し、今後どのようにしたらよいかといった具体的なプランやアドバイスを掲示してくれます。

これから運用を開始する人に対しては、口座開設の方法やそのときに気をつけるべき点などを具体的にアドバイスしてくれるはずですので、そのとおりに行うようにしましょう。

基本的に無料と有料の相談では、そもそも相談できる内容が異なります。

無料で行える相談内容には以下のものがあります。

  • 家計の見直し
  • ライフプランの作成
  • 将来への漠然とした不安
  • 資産形成の方法
  • 住宅ローンの検討

有料で行える相談内容としては

  • 相続
  • 贈与
  • 税務関係

など専門的な知識が必要なケースや、お金回りのこと以外の相談が挙げられます。

ただ1つ言えるのは、「無料だと不安」や「有料だから安心」とは言い切れないことです。大切なことは、自分の話をしっかりと聞いてくれ、自分の利益を優先したうえで最適なアドバイスをもらうことだと考えておきましょう。

ライフプランの相談先はさまざまですが、相談する際には自分が一番不安に思っていることや自分の希望を正確に伝えることです。ここがブレていると的確なアドバイスができず、せっかくの相談が無駄になってしまいます。

相談をする際には、相談内容をきちんとまとめたうえで、最終的に決めた相談先に相談するようにしてください。

ここでは、ライフプランの相談に関するよくある質問について、回答と合わせて紹介します。

A.

ライフプランの相談のタイミングは、一般的には結婚や出産、住宅の購入といったライフイベントを予定しているときです。特に結婚や出産時には、今後住宅の購入をどうするのか、また子どもの教育費をどのように準備するべきなのかといったこと以外に考えなければならないことがたくさんあります。

慌てて相談することのないように、相談時期は余裕を持ってできるだけ早めに依頼するようにしましょう。

A.

基本的に以下のような相談内容であれば、無料で相談可能です。

  • 家計の見直し
  • 貯蓄方法についての相談
  • ライフプランの表の作成
  • そのほかのお金の悩み(継続的な相談が必要ないものに限る)

ただし、税務知識や特別な資格を持っていないとアドバイスできないケースもあります。その際には有料になるケースが多いと思ってください。

また、最初は無料相談で雰囲気をつかみ、その後有料相談に申し込む方法もあります。

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